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日本発のオゾンを用いたマスク再生

オゾンでマスク再生


国産オゾン

 オゾンとは、酸素分子が3個ある状態です。普通の酸素がO2(オーツー)であるのはご存知の通りですが、オゾン(O3)は早く1つの酸素分子(O)を手放してO2(オーツー)になろうとします。その、手放された酸素分子(O)がくっついた相手は酸化され、酸化分解が起こります。この機序が殺菌や消臭の効果をもたらすと言われています。

 オゾンは身の回りに普通に存在しています。
 コピー機で100枚くらい連続して印刷すると金属臭さを感じることがありますが、そこにはオゾンが含まれていると言われています。

 東京都水道局など多くの水道局では、オゾン発生装置を用いて上水の処理をしています。
 『カルキ臭さ』が無くなったのは、オゾンを導入してからと言われています。

 落雷が起これば、その周りはオゾン濃度が高くなっています。

 この雷によるオゾン発生を装置化した日本人が居ます。
 今回、その特許技術を応用した商品を使ってマスク再生を試みました。



ビニル袋にマスクとオゾン

 マスクが入手困難なため、マスク再生を検討しました。
 元々、当社ではスリッパの臭い対策にオゾン発生装置を利用していましたのでそれの応用になります。

 マスク自体を水洗いすることは不可能ではありませんが、洗うたびに劣化していきます。
 フィルタの目が細かいN95マスクでは、洗浄剤が詰まってしまったり、残ってしまったりする可能性があります。

 そこで、水を使わずに洗う方法として、マスクにオゾンを当てて洗浄する方法を試みました。

 厚生労働省からの事務連絡では、プラズマ滅菌で再使用することを例外的に認めています。
 オゾンはプラズマ滅菌とは違いますので、新型コロナウイルスにオゾンが有効であるかどうかは不明です。

 何も装着せずにいるよりはサージカルマスク、サージカルマスクでは危険な場所であればN95、新品N95マスクが無いからと無装着という訳にはいかないので再生品でも良いから、とりあえず装着したいという緊急事態であれば、現場で使用することも止む無しかもしれません。

厚生労働省: N95マスクの例外的取扱いについて, 厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部(2020年4月10日)



USBフラッシュメモリのような形状をしたオゾン発生装置です。USB充電器やモバイルバッテリなどに接続して使います。主にボディエリア用だと思います。メーカーは推奨しないと思いますが、モバイルバッテリに差し込んだ状態でビニル袋に入れ、マスクやスリッパなどの消臭や除菌に使っています。


USBケーブルで給電するタイプのオゾン発生装置です。100V電源にUSBアダプタを接続して使うのが普通だと思いますが、モバイルバッテリでも動きます。



オゾンが新型コロナウイルスに効くのか!?

 タイから発表された資料によると、オゾンガスはSARSコロナウイルスを殺傷することが証明されており、COVID-19のコロナウイルスも構造がほの同じであるため同様の機能を示すとされています。

 では、オゾンは危険ではないかとも考えられますが、一般的なオゾン発生装置では富士山頂より低い濃度までしか上がりません。
 また、オゾンは不安定であるため、長時間は浮遊していられません。消費や消滅していくオゾンがあるため、無制限に高濃度になってしまう事はありません。
 もちろん、オゾンは人間が吸う酸素とは少し違いますので、オゾンだけ吸っていては体内の酸素が不足しますので、注意は必要です。

Thailand Medical News: Ozone Can Be Used To Destroy The New Coronavirus And Disinfect Areas (Feb 05, 2020)



応用

 オゾン発生装置はニオイの気になるところで活用できます。

 私たちはネコのトイレやゴミ箱のニオイ消しに使っています。

 私たちが調達した機種はマグネットで取付けできるので、ゴミ箱に貼り付けて使っています。スマホ用モバイルバッテリで24時間以上稼働してくれますので、電源が無い場所でも使っています。

作成者: Gatekeeper

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